暗号資産ってなに?必ず儲かるという文句には要注意!リスクとメリットを解説

暗号資産とは

読者

そもそも暗号資産って何なの?

読者

おすすめの暗号資産が知りたい。

暗号資産はニュースなどで取り上げられることも多いですが、よくわからないという方が多いです。

本記事では暗号資産とは何かを解説し、おすすめの暗号資産を紹介します。

本記事のポイント
  • 暗号資産の仕組みがわかる
  • 暗号資産のメリット・デメリットを紹介
  • おすすめの暗号資産ランキングを紹介
  • おすすめの暗号資産取引所を紹介

暗号資産だけではなく売買を行う取引所についても解説しますので、これから暗号資産の取引を始めたい方は参考にしてください。

暗号資産とは?

暗号資産とはインターネット上でやり取りができるデジタル通貨です。

日本銀行のQ&Aページで、暗号資産について以下のように定義されています。

「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。
(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
(2)電子的に記録され、移転できる
(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない

出典:日本銀行公式HP

2009年に世界初の暗号資産であるビットコインが開発されて以降、テクノロジーの発達とともに需要が高まりました。

2021年にエルサルバドルでビットコインが法定通貨に承認されるなど、今後も暗号資産の発展が予想されます。

暗号資産の仕組みを解説

ここでは暗号資産の仕組みを解説します。

それぞれの特徴を把握し、暗号資産の仕組みについて理解しましょう。

硬貨や紙幣のないデジタル通貨

暗号資産は日本円やドルなどの通貨と違い、デジタルデータで存在する通貨です。

硬貨や紙幣は存在せず、取引や決済はすべてインターネットを通じたデジタルデータで行われます。

同じデジタル通貨の電子マネーとの違いは、価格が変動するという点です。

SuicaやPayPayなどの電子マネーは円をチャージしてデジタル通貨にしたものなので、価格の変動はありません。

暗号資産は独立した通貨なので、円やドルに対して価格が常に変動するという違いがあります。

発行元の中央銀行がない

日本円やドルは国の中央銀行が発行しますが、暗号資産には発行元になる金融機関がないです。

たとえば日本円の1万円札は発行する政府が紙幣に1万円の価値を保証しますが、暗号資産は市場に参加している人々が通貨としての価値を与えています。

そのため暗号資産の価格は市場参加者の動向に左右されるので、市場規模が小さい暗号資産は価格の変動率が大きいです。

管理はインターネット上で行われる

暗号資産はデジタル通貨で発行元になる金融機関がないので、すべての管理はインターネットを通じて世界中で共有されます。

日本円やドルは発行元の中央銀行が管理する中央集権型管理に対し、暗号資産は市場参加者全員で共有して管理する分散型管理です。

インターネットを通じた分散型管理なので不正送金などの不正があった場合、世界中に共有されるのですぐに発覚するなどセキュリティーが確保されています。

ブロックチェーンの技術が使われている

暗号資産がインターネットを通じ、世界中で共有しながら管理できるのはブロックチェーンの技術があるからです。

ブロックチェーンは暗号化した取引履歴などの情報を複数のブロックにまとめ、それを連鎖させながらデータ保存する技術です。

すべてのデータが紐付けられているので、一部のデータが改ざんされるなどエラーが起きた場合はすぐにわかります。

ブロックチェーンの技術はデータの信頼性を向上させるので、暗号資産を成立させるのに必要不可欠です。

暗号資産のメリット

暗号資産のメリットは多くありますが、本記事では主なメリットとして以下の2つを紹介します。

暗号資産はデジタル通貨という特性を活かしたメリットがあるので、参考にしてください。

送金がスピーディー

暗号資産は既存の法定通貨と比較して、送金のスピードが早いというメリットがあります。

暗号資産のやり取りはインターネットを利用して銀行を介さず個人間で直接行われるので、既存の法定通貨と比べて送金が早いです。

銀行間送金のように着金時の手続きがなく、わずらわしさもありません。

インターネットが繋がっていればいつでも取引できる

暗号資産はデジタル通貨なのでインターネットが繋がっていれば、24時間365日いつでも取引できます

暗号資産は法定通貨とは違い、市場が常に開いているので土日でも取引可能です。

暗号資産を取引目的で保有する場合、土日も市場が開いていれば 取引機会を増やせます。

暗号資産のデメリット

暗号資産はメリットが多いですが、デメリットもあります。

本記事では以上の暗号資産のデメリットを解説するので参考にしてください。

ハッキングなどのリスクに対して補償制度がない

暗号資産は補償制度がないので、ハッキングなどのトラブルが起きた場合は補償を受けられません。

インターネット上の取引のため、暗号資産はハッキングなどのリスクがあります。

日本円やドルの場合は銀行に資産を預けていれば、補償制度があるので銀行に万が一のことがあっても補償が受けられます。

暗号資産は補償制度がないリスクがあるので、すべての保有資産を暗号資産にするのではなく現金と分散させることがおすすめです。

価格変動が大きい

暗号資産は価格の変動が大きいというリスクがあります。

法定通貨は発行元の中央銀行が通貨の価値を保証しますが、暗号資産は市場参加者の動向で価格が決まるので需要が無くなれば下落する可能性が高いです。

そのため全資産を暗号資産で保有してしまうと、市場の動向次第で大きく資産を目減りさせてしまう可能性があるので気をつけましょう。

暗号資産にかかる税金

暗号資産は保有しているだけでは税金が発生しませんが、売却・決済・交換したときに一定額以上の利益が出た場合は税金を納める必要があります。

暗号資産にかかる税金が発生するケース
  • 暗号資産を購入時より高値で売却できた場合
  • 暗号資産の価格が購入時より上昇した状態で決済に使用した場合
  • 他の暗号資産と交換時にプラスの差額が出た場合
暗号資産の利益は雑所得に分類され、総合課税で他の所得と合算されます。

たとえば働いて得た給与が年収が300万円で暗号資産で得た利益が100万円の場合、所得が合算されて400万円が課税対象です。

400万円にかかる税率は20%、控除額は42万7,500円なので37万2,500円を所得税として納める必要があります。

暗号資産の課税計算例
(給与所得300万円+暗号資産利益100万円)×所得税率20%−控除額42万7,500円=所得税37万2,500円
暗号資産の利益で納税義務が発生するのは働いて収入を得ている方は20万円以上、扶養に入っている人は33万円以上です。
暗号資産で得た利益の納税義務
  • 働いて収入を得ている人:20万円以上の利益→確定申告
  • 扶養に入っている人:33万円以上の利益→住民税申告、38万円以上の利益→確定申告
暗号資産で得た利益の納税を行わないと法律で罰せられるので、必ず税金は正しく収めましょう。

暗号資産の種類を解説

暗号資産は2009年にビットコインが開発されて以来、続々とさまざまな暗号資産が発行され現在は1万8,000種類以上の銘柄が存在します。

暗号資産はビットコインとそれ以外の仮想通貨と、大きく2種類に分けられます。

ビットコイン以外の暗号資産はアルトコインと呼ばれ、ビットコインより価格が低いので値上がりを期待する方に人気です。

また開発で利用するブロックチェーンプラットフォームでも種類分けされます。

暗号資産の種類を選ぶポイント

暗号資産を選ぶポイントは以下のとおりです。

暗号資産を選ぶポイント
  • 時価総額
  • ホワイトリストに載っているか
  • 発行上限枚数
時価総額が高い暗号資産は市場参加者から人気があるということなので、安定した価格変動率と今後の価格上昇に期待できます。

時価総額はネット上にランキング形式で発表されているので確認してください。

ホワイトリストとは金融庁に登録しされた暗号資産です。

金融庁が安全性を確認しているので、安心して取引ができます。

暗号資産には発行上限枚数を設定しているものもあり、枚数が少ないほど需要が上がったときに価格が高騰しやすいです。

価格の安定を求めるのか、大きな価格上昇を狙うのかなど暗号資産を保有する理由をもとに種類を選んでください。

おすすめの暗号資産ランキング

ここではおすすめの暗号資産ランキングを紹介します。

それぞれの特徴を解説するので参考にしてください。

ビットコイン

出典:ビットコイン公式HP

ビットコインの特徴
  • 世界で初めて発行され暗号資産
  • 時価総額ランキングは世界1位
  • 法定通貨に採用した国がある
ビットコインは2009年に世界で最初に発行された暗号資産で、時価総額は約44兆円と群を抜いています。

2021年にエルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用したニュースは、世界中で大きなニュースとなりました。

日本でもビットコインで決済できる店舗やサービスが増えてきており、今後も需要の高まりとともにカカウの上昇が期待できます。

基本情報
  • 通貨単位:BTC
  • 時価総額:約44兆円
  • 時価総額ランキング:1位
  • 取り扱い取引所:ビットフライヤー・ビットバンク・DMM Bitcoin・コインチェック・GMOコインなど
  • 発行上限枚数:2100万枚
  • 発行開始日:2009年

イーサリアム

出典:イーサリアム公式HP

イーサリアムの特徴
  • ブロックチェーンのプラットフォーム
  • 最新の技術に使われることが多い
  • ガス代の改善が期待される
イーサリアムはブロックチェーンプラットフォームのことで、使用される暗号資産も同じ名称で呼ばれます。

最新テクノロジーのプラットフォームとして開発で利用されることが多く、需要の高まりで価格が上昇して高値の更新を続けてきました。

イーサリアムの使用手数料をガス代と言いますが、高騰でコストが高くなっていることが問題です

ガス代の低下が検討されているので、今後コストが下がることに期待しましょう。

基本情報
  • 通貨単位:ETC
  • 時価総額:約21兆円
  • 時価総額ランキング:2位
  • 取り扱い取引所:ビットフライヤー・ビットバンク・DMM Bitcoin・コインチェック・GMOコインなど
  • 発行上限枚数:なし
  • 発行開始日:2013年

テザー

出典:テザー公式HP

テザーの特徴
  • 米ドル価格と連動
  • Tether Limited社が運営
  • 決済手段として期待
テザーは米ドルの価格と連動させることを目的とした暗号資産で、1ドル=1USDTになるように設定されていることが特徴です。

アメリカ企業のTether Limited社が運営しており、テザー価格とTether Limited社が保有している米ドル量を同じにすることで価格を調整しています。

テザーの価格が米ドルと連動することから値上がりを期待するのではなく、決済用の暗号資産としてニーズが高まることが目的です。

基本情報
  • 通貨単位:USDT
  • 時価総額:約8.8兆円
  • 時価総額ランキング:3位
  • 取り扱い取引所:ビットフライヤー・ビットバンク・DMM Bitcoin・コインチェック・GMOコインなど
  • 発行上限枚数:なし
  • 発行開始日:2015年

バイナンスコイン

出典:バイナンス公式HP

バイナンスコインの特徴
  • 海外の暗号資産取引所バイナンスが発行
  • 決済承認速度が速い
  • 決済手数料が安い
バイナンスコインは海外の暗号資産取引所バイナンスが発行しており、保有することで取引手数料の割引などの優遇があります。

決済承認速度は約3秒と速く、決済手数料も約0.25ドルと安いです。

2022年以降も技術改善がなされ、決済速度の向上や手数料の引き下げなど今後にも期待ができます。

基本情報
  • 通貨単位:BNB
  • 時価総額:約7兆円
  • 時価総額ランキング:4位
  • 取り扱い取引所:ビットフライヤー・ビットバンク・DMM Bitcoin・コインチェック・GMOコインなど
  • 発行上限枚数:20億枚
  • 発行開始日:2017年

USD Coin

出典:USD Coin公式HP

USD Coinの特徴
  • 米ドル価格と連動
  • ゴールドマンサックスから出資を受けてる
  • イーサリアムをベースに開発
USD Coinはテザーと同じく米ドル価格と連動する暗号資産で、安定した値動きが特徴です。

アメリカ大手の金融機関ゴールドマンサックスから出資を受け、監査は大手会計事務所グラントソントン・インターナショナルが行なっています。

ニューヨーク金融サービス局から暗号資産事業の許可証を発行されていることからも安心して取引ができる暗号資産です。

イーサリアムをベースに開発が行われており、汎用性が高い暗号資産と言えます。

基本情報
  • 通貨単位:USDC
  • 時価総額:約6兆円
  • 時価総額ランキング:5位
  • 取り扱い取引所:ビットフライヤー・ビットバンク・DMM Bitcoin・コインチェック・GMOコインなど
  • 発行上限枚数:なし
  • 発行開始日:2018年

おすすめの暗号資産取引所

ここではおすすめの暗号資産取引所を紹介します。

暗号資産取引所を選ぶポイントは以下の通りですので、参考にして自分に合ったところを検討してください。
暗号資産取引所を選ぶポイント
  • 金融庁への登録の有無
  • 各種手数料
  • セキュリティー対策

ビットフライヤー

出典:ビットフライヤー公式HP

ビットフライヤーの特徴
  • ビットコイン取引量6年連続1位
  • 各種手数料が無料
  • セキュリティーが万全
ビットフライヤーは日本の暗号資産取引所で、ビットコインの取引量が6年連続1位の実績があります。

販売所の手数料に加えビットコインFXの取引手数料や、振込手数料(三井住友銀行から)などが無料です。

ビットフライヤーは7年以上ハッキング被害がなく、業界最長最長を記録しています。

基本情報
  • 金融庁への登録:あり
  • 入出金手数料:入金・無料(※住信SBIネット銀行からのクイック入金、それ以外は1件330円)/出金・三井住友銀行(3万円未満は220円、3万円以上は440円)、三井住友銀行以外は3万円未満は550円、3万円以上は770円
  • 販売所の売買手数料:(例)ビットコイン・無料
  • 取引所の売買手数料:(例)ビットコイン・0.15%
  • 公式HP:ビットフライヤー公式HP

ビットバンク

出典:ビットバンク公式HP

ビットバンクの特徴
  • 暗号資産取引量国内1位
  • セキュリティー国内1位
  • アプリストア国内1位
ビットバンクは国内暗号資産取引所のランキングで、さまざまな部門の1位を獲得しています

取引量は国内1位なので流動性が高く、快適な取引が可能です。

セキュリティーも万全でオフラインのコールドウォレットを採用しており、ハッキングなどのリスクを抑えています。

機能が充実した使いやすい専用アプリがあるので、スマートフォンがあれば取引が可能です。

基本情報
  • 金融庁への登録:あり
  • 入出金手数料:入金・無料/出金・550円、3万円以上は770円
  • 販売所の売買手数料:(例)ビットコイン・無料
  • 取引所の売買手数料:(例)ビットコイン・−0.02%(メイカー)、0.12%(テイカー)
  • 公式HP:ビットバンク公式HP

DMM Bitcoin

出典:DMM Bitcoin公式HP

DMM Bitcoinの特徴
  • レバレッジ取引取扱銘柄数国内1位
  • カスタマーサポートが充実
  • セキュリティーが万全
DMM Bitcoinはレバレッジ取引ができる取扱い暗号資産の種類が国内1位で、豊富な種類の暗号資産でレバレッジ取引が可能です。

カスタマーサポートは365日体制で行われており、問い合わせフォームやLINEからサービスを受けられます。

運営元のDMMグループの技術力でセキュリテーが万全に対策されているので、安心してた取引が可能です。

基本情報
  • 金融庁への登録:あり
  • 入出金手数料:無料
  • 販売所の売買手数料:(例)ビットコイン・1単位24円
  • 公式HP:DMM Bitcoin公式HP

コインチェック

出典:コインチェック公式HP

コインチェックの特徴
  • アプリダウンロード数国内1位
  • 取引所のビットコイン取引手数料無料
  • ビットコインが500円から買える
コインチェックはアプリダウンロード数国内1位で、ユーザー数が国内最大クラスの暗号資産取引所です。

取引所のビットコイン取引手数料が無料なので、ビットコインを取引したい方に向いています。

ビットコインの購入は500円からできるので、少額から暗号資産への投資が可能です。

基本情報
  • 金融庁への登録:あり
  • 入出金手数料:入金・無料(銀行振込)/出金・407円
  • 販売所の売買手数料:(例)ビットコイン・無料
  • 取引所の売買手数料:(例)ビットコイン・無料
  • 公式HP:コインチェック公式HP

GMOコイン

出典:GMOコイン公式HP

GMOコインの特徴
  • オリコン顧客満足度で2年連続1位
  • 各種手数料が無料
  • セキュリティーが万全
GMOコインはオリコン顧客満足度で2年連続1位を獲得している暗号資産取引所で、各種手数料が無料なので安心して気軽に取引が始められます。

GMOコインを運営しているGMOグループは長年さまざまな金融サービスを提供しており、国内で高水準のセキュリティーなので安心です。

コールドウォレットを採用しているので、ハッキングに万全の対策を講じています。

基本情報
  • 金融庁への登録:あり
  • 入出金手数料:無料
  • 販売所の売買手数料:(例)ビットコイン・無料
  • 取引所の売買手数料:(例)ビットコイン・−0.01%(メイカー)/0.05%(テイカー)
  • 公式HP:GMOコイン公式HP

暗号資産のまとめ

本記事では暗号資産とは何かについて解説し、おすすめの暗号資産と暗号資産取引所を紹介しました。

暗号資産は2009年にビットコインが初めて発行されたなど、歴史がまだ浅いデジタル通貨です。

しかしその種類はすでに1万8,000種類以上を超えており、今後も需要が高まると予想されます。

本記事を参考に暗号資産の取引を始めてみてはいかがでしょうか。

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