DeFi(ディーファイ)とは？やり方や仮想通貨との関係などメリットやデメリットを解説

このような疑問を持っていませんか？

『DeFi』というワードを最近よく聞くけど、「そもそも何がそんなにすごいのかよくわからない・・・」「DeFiを使った稼ぎ方が気になる！」という方も多いでしょう。

この記事では、DeFiの正体や仮想通貨との関係性、利用するメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

DeFiに関してよくある質問やおすすめの仮想通貨取引所をまとめてあるので、ぜひ最後までご覧ください。

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DeFi(Decentralized Finance)とは？種類を紹介

DeFi(Decentralized Finance)とは、分散型金融のことを指します。

従来とは違って仲介業者を必要としない革新的な技術であるため、日本では法規制が追いついておらず、今後の金融サービスに大きな影響を与えることが期待されています。

またDeFiはあくまで分散型金融サービスの総称なので、単に「DeFi」と言っても多くのサービスが存在することは把握しておきましょう。

DeFiは主に以下のような種類があります。

• DEX（分散型取引所）
• レンディングプラットフォーム
• ギャンブルのプラットフォーム
• デリバティブ取引のプラットフォーム
• クラウドファンディングのプラットフォーム

DeFiの仕組みや特徴を解説

ここでは、DeFiの仕組みや特徴をいくつか紹介します。

管理者がいない仕組み

前章でもお伝えしましたが、DeFiは中央集権のように特定の人物や組織が管理者になることはありません。

そのためユーザー同士が直接取引するシステムとなっています。

またこれまでの金融システムは管理者がいたので、仲介する際に多額の手数料が発生していました。

しかしDeFiでは仲介がいないので、手数料などのコストが大幅に削減されています。

新たにDeFiを開発しなくもよい

米モバイル決済企業スクエアのCEOであるジャック・ドーシー氏がDeFiサービスを簡単に構築できるようにする事業を発表しました。

この事業では開発のプログラムを一般公開するとのことです。

新たにDeFiの開発を試みる方は、すでに公開しているプログラムを利用することで0から始める必要がありません。

ネット環境ならどこでも利用できる

DeFiではネット環境さえ整っていれば、どこでも利用できるという特徴があります。

これまでのシステムでは金融機関などの管理者が規制を敷いていたため、地域によってはサービスを利用できない場合もありました。

しかしDeFiは管理者がおらず、ユーザー同士の信頼で成り立っている金融システムなので、特定の地域では利用できないことはほとんどないでしょう。

イーサリアムで実装

DeFiはブロックチェーン上で構築されており、その多くがイーサリアムで実装されています。

ここで、「数あるブロックチェーンの中でも、なぜイーサリアムなの？」と疑問に感じた方もいるでしょう。

結論からお答えすると、スマートコントラクト機能を実装できるからです。

イーサリアムはビットコインなどと異なり、スマートコントラクト機能が備わっているので、DeFi開発において頻繁に実装されます。

仲介者がいらなくなると評判

DeFiを用いたサービスは、管理者がおらずユーザーの信頼で成り立っています。

「DeFiでサービスが本当に成り立っているの？」と疑問を感じている方もいるかもしれませんが、すでにDeFiアプリケーションはいくつもリリース済みです。

今後もDeFiを用いたサービスは徐々に増えると思われます。

「DeFiは安心安全」という認識が広まれば、さまざまな場所で仲介者が不要になり、今よりも低いコストで利用できるサービスが増えることが期待できるでしょう。

DeFiのメリット

ここでは、DeFiのメリットをいくつか紹介します。

本人確認が不要

DeFiには中央集権のような管理者がいません。そのため本人確認をする必要がなく、簡単なパスワードの設定などが必要であることがほとんどです。

これまでは金融機関を利用しようとすると、個人情報や本人確認できる書類が必須でした。

しかし仮想通貨のウォレットと仮想通貨さえ保有していれば、取引できるというメリットがあります。

いつでも利用できる

DeFiはブロックチェーン技術を用いて、取引を記録できるので24時間365日利用できます。

これまでは各金融機関の営業時間などによって、利用できる時間が限られていました。

その点DeFiには営業時間などの制限がないため、いつでも利用できるという大きなメリットがあります。

ただDeFiを利用するには、仮想通貨を保有しておく必要があるので、「手持ちの仮想通貨に余裕があるタイミングしか利用できない」という制限があることは把握しておきましょう。

低コストで始められる

DeFiは特定の管理者がおらず、運営するための費用がこれまでの金融サービスよりも低いです。そのため低コストで始めることができます。

また、仲介を挟まずに取引するシステムである点も低コストで始められる理由です。

DeFiのデメリット

メリットに続いて、DeFiのデメリットをいくつか紹介します。

基本的に自己責任

DeFiは革新的なシステムであるため、法律が整っていません。そのため、大きな損害を抱えても泣き寝入りするしかない場合もあるでしょう。

これまでの金融サービスであれば、法律が整った状態で取引するため、ユーザーを守る体制が出来上がっていました。

一方、DeFiはユーザーを守る体制が整っていないのが現状です。また管理者がいないため、損を抱えてしまうような事故に巻き込まれてしまっても自己責任となります。

ユーザーをある程度守る体制が整っている金融機関で取引したい方は、これまでの金融サービスを利用しましょう。

仮想通貨を用意しなければならない

DeFiはイーサリアムなどのブロックチェーンを基盤に作られています。

そのため利用の際に発生する手数料は、イーサリアムなどの仮想通貨でなければなりません。

今後、法定通貨で手数料の支払いができるサービスが生まれる可能性がありますが、基本的にネットワーク手数料の支払いには仮想通貨が必須です。

「これからDeFiを利用したいけど、仮想通貨はまだ持ってない」という方は、仮想通貨取引所に登録してDeFiを利用しましょう。

規制が入る可能性がある

「基本的に自己責任」でもお伝えしましたが、法律はまだDeFiの技術力に追いついていません。

しかしDeFiはすごい勢いで浸透していきます。そのため、DeFiに関する法律が整備されることは時間の問題だと言えるでしょう。

法律が整ったとき、かなり多くの規制が入る可能性があります。

DeFiはユーザー同士の信頼などで成り立っており、問題が起こる可能性を存分に秘めているからです。

すでにアメリカではDeFiに関する法律の整備が進んでいるので、今後の動向に注目しておきましょう。

DeFiで稼ぐ方法とは？

ここでは、DeFiを用いて稼ぐ方法を紹介します。

DeFiを利用して稼ぐ手段はいくつかあるので、自分にピッタリの稼ぎ方を見つけてください。

仮想通貨を売買

DEX（分散型取引所）では、ユーザー同士が直接取引します。

価格が安いときに仮想通貨を仕入れて、高騰したタイミングで交換することができれば、プラスの差益を得られます。

とてもシンプルでわかりやすい方法ですが、よくある仮想通貨取引所で取引するよりも手数料などの費用を抑えられるのでおすすめの手法です。

DEXで流動性マイニング

流動性マイニングとは、DEXに仮想通貨を預けて、銘柄の流通を補助することで見返り受け取る方法です。

また預けた仮想通貨の量や価格に応じて金利も得ることができます。

銀行預金よりも高い利回りであることが多いので、仮想通貨トレーダーの中では一般的な手法としても定着しました。

レンディングで金利を得る

レンディングとは、仮想通貨取引所に仮想通貨を貸して、金利を得る方法を指します。

仮想通貨の貸し出し手が金利を得られるのは、取引所から借りたユーザーが利息をつけて取引所に返済するからです。

貸し出した仮想通貨は一定期間戻ってきませんが、戻ってくる頃には仮想通貨の保有量が増えていることが期待できます。

ただ、レンディングは最初に仮想通貨を貸し出す必要があるので、あらかじめ仮想通貨の保有が必須です。

レンディングで稼ぎたい方は、仮想通貨取引所に登録して貸し出すための銘柄をキープしましょう。

DeFiを活用したサービス

ここでは、DeFiを活用して開発されたサービスを紹介します。

AAVE（アーベ）

出典：AAVE

AAVEとは仮想通貨のレンディングサービスを提供しているプラットフォームです。

DeFiのシステムを用いて稼働しており、イーサリアムを含むいくつかのブロックチェーン上で構築されています。

AAVEは「フラッシュローン」という特徴的なサービスが有名です。

フラッシュローンは、借り入れと返済をほぼ同時に行って「担保なし」「無制限」で仮想通貨を借りられるという仕組みになっています。

アービトラージで利益を狙うトレーダーには嬉しいポイントです。

Stargate Finance（スターゲート・ファイナンス）

出典：Stargate Finance

Stargate Financeとはクロスチェーン対応のプラットフォームです。

通常、同じブロックチェーン同士でしか資金の移動ができません。

しかしStargate Financeはウォレットの接続さえしてしまえば、複数のブロックチェーン間で資金を動かすことが可能になります。

クロスチェーンに対応しているブロックチェーンは以下のとおりです。

• Ethereum
• Polygon
• Avalanche
• Fantom
• Optimism
• BNB Chain
• Arbitrum

Uniswap（ユニスワップ）

出典：Uniswap

UniswapはDEX(分散型取引所)であり、流動性マイニングが盛んなプラットフォームです。

流動性マイニングの際、仮想通貨をUniswapに預けることで独自トークンである「UNI」という報酬を受け取ることができます。

「UNI」はガバナンストークンとして利用できるため、Uniswapの今後を決める重要なトークンと言っても過言ではありません。

またUNIは時価総額で上位をキープしていることもあり、ガバナンストークンとしてではなく、いち仮想通貨として保有したがる方もいます。

yearn.finance（ヤーン・ファイナンス）

出典：yearn.finance

yearn.financeとは、レンディングのプロトコルから最適なものへ自動で資金を移動してくれるサービスです。

yearn.financeには「Valuts」という特徴的なツールがあります。

Valutsとは仮想通貨の運用プランをいくつも用意し、運用方法などの詳細をチェックして最適なレンディング先を決定できるツールです。

また「YFI」という価格が設定されているガバナンストークンを発行しており、レンディング以外にもYFIの売買で利益を狙うこともできます。

InstaDapp（インスタダップ）

出典：InstaDapp

InstaDappとは、さまざまなDeFiサービスをまとめて利用できるサービスです。

複数のDeFiサービスを利用できるため、保有している仮想通貨を一括で管理できます。

InstaDappには「マネーレゴ」という、これまでの金融システムにはなかった概念が存在します。

マネーレゴは、DeFiサービスで利益を狙うために役立つ考え方です。

そのためInstaDappで常に適切なブロックチェーンを組み合わせることができれば、DeFiで満足のいく利益を出しやすくなるでしょう。

DeFiサービスにおすすめの仮想通貨取引所

ここでは、DeFiサービスを利用する際におすすめの仮想通貨取引所を紹介します。

DeFiの利用には仮想通貨を保有していなければなりません。

これからDeFiサービスで利益を得たいと考えている方は、ここで紹介する仮想通貨取引所で必要な銘柄を保有しましょう。

コインチェック

出典：コインチェック

コインチェックは、直感的に操作できるツールが評価されている仮想通貨取引所です。

シンプルで分かりやすい取引画面となっているため、これまで仮想通貨取引をしたことがない方にはおすすめだと言えます。

また仮想通貨取引だけでなく、「Coincheck　NFT」というNFTマーケットプレイスも運営しています。

DeFiサービスで利益を狙いに行く前に「Coincheck　NFT」を利用して交換取引に慣れておくことがおすすめです。

【コインチェックの評判・口コミ】

いざ使ってみると、チャートも見やすいし総資産も一目でわかるし売買も簡単です。手数料が安くないと言われてますが、アプリ機能やチャット機能などその他の取引所よりは使いやすいので、現状は満足しています。

実際に私が利用して見て思ったのは、購入もボタンを押すだけでとても簡単で手軽なので、利用しやすいということです。また不正ログイン保証があるので、もし携帯を無くしたりした時も安心できていいなと思いました。

送金処理も素早く済ませてくれたので、投資機会を逃さずに済みました。セキュリティがしっかりしているので、安心して取引しています。

引用：みん評

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bitFlyer

出典：bitFlyer

bitFlyerは、ビットコイン取引量が6年連続1位を誇る仮想通貨取引所です。

bitFlyerが仮想通貨トレーダーから選ばれる理由として、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を1円から買える、ということが挙げられます。

また口座開設が最短10分で終わるため、「すぐにでも仮想通貨取引を始めたい！」「早く仮想通貨を保有して、DeFiサービスで稼ぎたい！」という方におすすめの仮想通貨取引所です。

【bitFlyerのメリット・デメリット】

【bitFlyerの評判・口コミ】

私は基本的にパソコンで利用しています。まだ初めて１ヶ月も経っていませんが、非常に使いやすいです。ビットコインをメインにやっていますが、これからどんどん使い込んでいきたいと思っています。

取引画面は初心者でもわかりやすいレイアウトで、明るくわくわくするような印象を受けます。
アプリでもシンプルで使いやすい画面になっています。
購入や売却、レートチェックなどもサクサクできて文句なしです。

仮想通貨に興味があり、どうしても早く取引を開始したいと焦って開設したのがビットフライヤーです。それが結果的には大正解となりました。ビットフライヤーは操作性や画面見やすさなどで他社を抜き出ていますが、国内最大手という安心感も取引者としては嬉しいです。

引用：みん評

公式サイト：https://bitflyer.com/ja-jp

DMMビットコイン

出典：DMMビットコイン

※2023年3月現在、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ

DMMビットコインは、レバレッジ取引で取り扱う銘柄数が国内でトップの仮想通貨取引所です。

またLINEで365日問い合わせを受け付けているので、手厚いサポートも受けられます。

わからないことをLINEで気軽に聞ける環境は、これから仮想通貨取引を始める方にとっては嬉しいポイントです。

キャンペーンも頻繁に行なっており、お得に仮想通貨を保有できるチャンスが多い点もDMMビットコインの大きなメリットの1つと言えるでしょう。

【DMMビットコインのメリット・デメリット】

【DMMビットコインの評判・口コミ】

ホームページは分かりやすく、日本人なりの考え方と論理性で構成されているような気がします。手数料0円などのお得なキャンペーンがよく行われており、サービスが充実しているなと思います。

苦情や相談に関しては電話できるので安心感もあります。ビットコインの様々なリスクや注意事項も分かりやすく、金融知識が浅い人にとっても安心して判断できそうです。

まず、アプリがとても良くて気に入っています。デザインや使いやすさの面で評価できると思いました。

引用：みん評

公式サイト：https://bitcoin.dmm.com/

DeFiに関するよくある質問

ここでは、DeFiに関するよくある質問を紹介します。

DeFiについての疑問は、この章を読んで少しでも多く解消しておきましょう。

DeFiはどうやって探すの？

DeFi関連のサービスは「DefiLlama」や「DappRadar」などのDeFi情報を取り扱うサイトから探す方法がおすすめです。

特に「DappRadar」はランキングサイトとなっており、今ホットなDEX(分散型取引所)の新鮮な情報が得られます。

DeFiサービスの中でもDEXで利益を出したい方は、ぜひ利用してください。

DeFiは未成年でも始められる？

DeFiの性質上は未成年でも始められます。

DeFiには管理者がおらず、法規制も追いついていないため、未成年でも利用できるでしょう。

しかしあくまでDeFiの性質にのみフォーカスした場合に限ります。

DeFiサービスを利用するには仮想通貨を保有していなければなりません。しかし仮想通貨取引所では、未成年が利用することはできないので、実質DeFiは未成年では始められないと言えます。

DeFiで得た利益に税金はかかる？

DeFiで得た利益は税金の対象です。

DeFiに限りませんが、仮想通貨の運用で発生した利益を受け取ると税金の対象になります。

受け取った利益の額によって納税額は変わりますが、脱税しないためにも損益は常に把握しておきましょう。

DeFiに問題点はある？

DeFiにも以下のような問題点があります。

• ハッキングされる可能性
• ハードルが高い

DeFiサービスを利用しようとすると、ブロックチェーンに関する知識が必要な場面が出てきます。

専門的な知識を学ぶことに消極的な人には、始めるハードルがかなり高いでしょう。

DeFiは規制される？

DeFiが今後規制される可能性は十分あります。

実際、EUは「MiCA」という仮想通貨の規制案を出しており、世界中でDeFiを含む仮想通貨関連の規制が整い始めました。

DeFiの将来性は？

DeFiの将来性はかなり期待できると言えるでしょう。

ブロックチェーン技術が日々進化し続けていることに加えて、コスト意識からDeFi利用者も増えています。

今後もDeFiを活用したサービスは増えると思われるので、さらなる展開に期待して待ちましょう。

DeFiのまとめ

ここまでDeFiの仕組みや稼ぐ方法、メリット・デメリットを解説してきました。

この記事を読むまでは、DeFiというワードは知っていても特徴や仮想通貨との関係性まで把握していた方は少なかったのではないでしょうか？

DeFiはブロックチェーン上で構築されたシステムであり、これまでの金融システムとは異なる革新的な技術です。

日々ブロックチェーン技術が進化しながら新しいDeFiサービスが生まれていることを踏まえると、今後の発展にも期待できます。

そんなDeFiで稼ぐためには、仮想通貨を保有していなければなりません。

DeFiサービスを利用して稼ぎたいと考えている方は、まずは仮想通貨取引所に登録するところから始めましょう。